「終わりよければ全てよし」なんて言葉がありますが、
昨日はとても嬉しいことがありました。
先日、「30代の娘に着せる着物をどれにするか迷ってる」と、ある方からご相談がありました。
①くすんだ青紫で柄も静かな印象、とても控えめで落ち着いた見た目の着物。
60代、70代でお茶をされる方が着ている感じ。
②秋の植物柄で、赤紫色のけっこう華やかな、元々振袖だったものを袖を短くした着物。
娘さんが昔、好きで購入したものの、一度も袖を通すことがなく今に至るもの。
私は即、②が良いと思いました。
始めその場の雰囲気は「①が良い」という話でしたので、私は発言をためらっていたのですが、
話を振られた時に思い切って、自分の思いを伝えてみました。
娘さんが好きで、若いときに自ら選んだ着物であること、
着ていく場所(会)が娘さんのお子さんのお祝いだということ、
その着物にまつわるユニークなエピソードが、またその会を盛り上げるきっかけになること、
もしその場の雰囲気で少し派手かなと思っても、そういったことで返って楽しい会になるのではと思いました。
私が着物を着る理由はただ一つ、「祖母が喜んでくれるから。」
祖母は着物姿の私に、その着物にまつわる話を嬉しそうによくしてくれました。
祖母は、今は天国から見ていてくれます。
娘さんの着物を相談された方が、その会を終えてお写真と「松山さんに大切な事を教わりました。」とわざわざメッセージを下さり、安堵と喜びが湧いてきました。
さぁ、今日は月曜日。
新しい一週間が始まりましたね!
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